2023年08月17日

令和5年度「静岡おみやプロジェクト」始動!

今年度静岡おみやプロジェクトを担当します、静岡市産学交流センター企画・事業スタッフの吉川です。
どうぞよろしくお願いいたします。


静岡おみやプロジェクトは今年で15回目を迎えます。
今年度のテーマは「ブランド力を高める新商品開発!」

地域の特産品やおみやげ商品は固定されたブランドイメージを持たれている方が多くいらっしゃいます。
そこで、新商品の開発あるいは既存商品のリニューアルを中心に、長くリピートされお客さまとの関係を作っていける商品作りが今回のテーマとなります。


応募事業者から5月の審査会を経て6社が決定いたしました。
今年度参加6社をご紹介します。


1.青木農園 (アオキノウエン)
(静岡市清水区杉山)

清水の温暖な気候のもと柑橘・お茶・筍の栽培を中心に行い、樹齢100年の夏ミカンのみを使用したマーマレードは
世界マーマレードアワード2021金賞受賞。
今回はマーマレードに並ぶ商品開発を目指します。

2.株式会社r8 (㈱アールエイト)
(静岡市清水区御門台)

県内外から炭焼鰻専門店として高い評価を得ている清水の「炭焼鰻かん吉」が昨年4月に法人化。
社名の由来は「半径8メートルを幸せにする」という理念から。
現在評判の『神のタレ』はどうリブランディングされるのか。


3.茶楽㈲山梨商店 (チャラク㈲ヤマナシショウテン)
(静岡市清水区興津本町)

「お茶カフェの老舗」としても知られる1925年創業の製茶問屋。
静岡産フルーツと静岡茶を掛け合わせた「フルーツ静岡茶」が看板商品。
「あんこのふるさと興津」という地域ブランドを生かし、お茶カフェならではの新商品に挑戦します。


4.株式会社 天神屋 (㈱テンジンヤ)
(静岡市駿河区曲金)

県内30店舗を展開する静岡のソウルフード「しぞ~かおでん」を販売する天神屋。
企業コラボにより地場の商品開発を強化し展開する天神屋が、「静岡×天神屋」として自社製品の開発を行います。
静岡の食卓に新たなお惣菜が生まれます。


5.㈱三坂屋 (三坂屋本店 ミサカヤホンテン)
(静岡市葵区井宮町)

四季折々の和菓子から洋菓子まで、90余年続く老舗和洋菓子店。
代表商品の「夢どら」「二葉葵のこみち」に続く“静岡らしさ”を活かしたお菓子の開発は、和菓子になるのか洋菓子になるのか、乞うご期待。


6.㈱VELTEXスポーツエンタープライズ
(㈱ベルテックススポーツエンタープライズ)
(静岡市葵区宮前町)

B2に昇格したプロバスケットボールチーム・ベルテックス静岡の躍進を支えるベルメシ。
B2での新シーズンに向け、ホーム戦で販売する商品開発を目的にプロジェクトに参加。
“静岡を日本一ワクワクする街へ”。挑戦が始まります!



次回は参加企業訪問を2回に分けて紹介しますface17
  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 11:39事務局

2023年03月23日

令和4年度開発商品紹介⑥ 「PAKUNT」(こっそり栄養がとれちゃうシリーズ)

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

6品目は、おかずやmaspi 冨井文生(とみいあやみ)さんによる、「ごはんをしっかり食べてくれないお子様の食事問題」に悩むご両親に向けたソリューション、「PAKUNT」(こっそり栄養がとれちゃうシリーズ)です。



文生さんは、葵区両替町の老舗料亭のお嫁さん。お料理の提供に関わる環境に身を置きながら、ご自身の子育てのなかで、お子さんが思うように食事をとってくれないときに感じる不安やストレスを実体験し、同じ思いをもつ親御さんたちをサポートできないかという思いを募らせていました。

◆◆◆

コロナ禍がはじまった2020年、自身の事業を展開しようと決意し、現代人に不足しがちな野菜や、滋味・栄養に富んだ日本の伝統食材などを「こっそりしのばせた」お惣菜の提案をメインに、「おかずやmaspi 」を立ち上げemoji02

そして、今年度の「静岡おみやプロジェクト」参加で、自身が温めていた思い、とくにご自身と同じ立場のお母さんをサポートする、お子さん向けの冷凍食品の開発に取り組みました。




コロナ禍の巣ごもり需要や、同時に進行している働き方の変化などから、近年、熱を帯びている冷凍食品市場。大手の製品から個人店のこだわり料理まで、激しい競争のなかで、「選ばれる理由」を確立するのは難しい課題です。そこで、実体験に基づいた独自の「ニッチ」にチャレンジの方向性を定めたおかずやmaspiさん。



一人目のお子さんの食事で、悩みや不安を抱えてしまったり、二人目に手をとられて上のお子さんの食事に手がかけられなくなってしまったり。そんな、幼少期のお子さんの子育てに奮闘する親御さんたちに、「これがあればemoji02」と頼りにしていただける商品になっていくように、「こっそり栄養がとれちゃう」だけでなく、食べるタイミングを逃さないための解凍時間の短縮や、冷凍庫でスペースを取らない量目と形状の工夫など、主婦モニターの方々からのヒントやご自身の「お母さんの知恵と愛情」を込めた商品が完成しましたemoji02

お子さんのお絵描きをパッケージにアレンジして、お店とお子さんの成長の一コマを形に残す商品にもなっていますface22








  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 15:40事務局

2023年03月23日

令和4年度開発商品紹介⑤ THE HIMONO(三保サーモン)

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

駿河湾の新しい名産品として期待される「三保サーモン」を取り扱う株式会社ふかくら深澤寿昭社長と担当の望月洋佑さんのお二方で取り組んでいただいた今回のプロジェクト。祖業として培ってきた「干物」の技術を集めたごちそう干物シリーズ、「THE HIMONO」の発表です。



塩加減が絶妙で、開き方にもご家庭での調理のしやすさ、おいしさに配慮した技が駆使されているふかくらの干物。「ブランド」を形づくるものの一つが「堅実さ」であることを、地道に体現されている企業です。




珍味、スープなどのレトルト・・・と構想が広がるなかで、プロジェクトとして取り組むことに決めたのが、ブランド力を高め、その認知を広げていくために、会社の礎にもどっての「干物」。ご当地サーモンまるごと一匹の干物を作りましたemoji02




手開きで、魚体をみながらの加工。
そもそも地下海水で育てられ、飼料も最適化された、安心・安全の高級魚「三保サーモン」。

一見して、「どう扱えばいいのemoji04」と思われるかもしれませんが、骨が丁寧に処理されていて、手軽にキッチンバサミでさばけますemoji02

キャンプやグランピングなどでも、盛り上げ役を担えそうな一品face22





オンラインショップはこちら
https://fukakura.raku-uru.jp/

ご当地、三保のコラボレーションスペース「Otonoma」で、「三保サーモンバーガー」の販売も開始emoji02

3月26日(日) 10:00~14:00 
https://otono-otonoma.studio.site/
https://otono-otonoma.studio.site/posts/cHzSIr2C

4月以降は定期的な出店も予定されているとのこと。静岡の新たなおもてなしとして、ぜひご利用くださいemoji02
  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 15:32事務局

2023年03月23日

令和4年度開発商品紹介④ ネギトロボー

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

冷凍マグロの委託加工を主として行う株式会社オリエンタルフーズでは、2022年1月より、自社製品の製造・販売力を高めていくため、一般消費者向けのECサイトを開設。まさにECでの販売促進を課題としていたところで、今年度の本プロジェクトへご応募いただきました。



対象となった商品は、ネギトロボー。マグロのすき身を棒状に成型して冷凍し、巻き物の芯として手軽にお使いいただける製品です。
業務用として開発されているものですが、「誰でもキレイに、手軽にネギトロ巻をつくることができる」便利さは、ご家庭でも喜んでいただけるはずemoji02と、商品企画課の角田紀子さん、外園夏海さん、藤田美南海さんの3名のチームでの取り組みとなりました。




プロジェクトを通してわかってきたことは、これが「“利便性”よりも“楽しさ”を打ち出すべき商品であるということ」。

「モノ消費」より「コト消費」と言われるように、みんなが大好きなネギトロ巻に、手軽に、そしてお子さんにもキレイに、「できたemoji02face22」という楽しさがプラスされるところが、利便性を上回る価値であるということに、実感をもって気づくことができました。



新たなコンセプトを反映したパッケージデザインがこちら



旧パッケージからの

      ⇩⇩⇩⇩⇩⇩ 変身


いかがですか?face22

キッチンカーでの展開や、個々のキャラクターにも活躍の場が生まれそうな体験イベントなど、今後に向けて楽しい妄想が膨らむリブランディングとなりましたface23

冷凍庫にコンパクトにストックでき、解凍に時間がかからず、1本でネギトロ丼1杯分になるなど、本来の便利さはそのままemoji02
ぜひ、お試しくださいemoji02

オンラインショップはこちら
https://www.orientalfoods-shop.jp/view/page/negitoro








  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 15:28事務局

2023年03月23日

令和4年度開発商品紹介③ つんつん漬(きざみ)

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

葵区沓谷で、主に国内の高級飲食店向けに創作あえ物のOEM開発・製造を行い、なかでも代表作のわさびの茎の「つんつん漬」が、自社ブランド商品としても根強い支持を得ている株式会社大晃
今回のプロジェクトでは、この「つんつん漬」の全国展開に向けたリブランディングに取り組みました。



ごはんのお供やお酒のあて、食通の方への贈り物などとしても喜んでいただけること間違いなしemoji02 わさびの名産地・静岡らしい一品ですが、工場と隣接した会社の事務所とネットでの販売が中心という、いわば、知る人ぞ知る秘蔵品。風味をもっとも重視し、瓶詰・冷凍での販売と、発売から50年にわたる歴史を刻みながら、強いこだわりを貫き続けています。


裏を返せば、長年の支持の厚さが証明されている商品でもあり、だからこそ、やはり静岡の逸品として、もっと多くの方に知ってもらいたいemoji02。。。ということで今回のリブランディングが始まりました。
まず販路以外の部分で、「より買いやすくするために必要なこと」「より販売しやすくするために必要なこと」を、主婦の方々に、そしてバイヤーの方々に伺っていき、見えてきた課題解消に向け、これまで変えずにきたことの、どの部分を変更すべきなのかを考え、また、処理により手間がかかるため端材となっていた部分の活用方法を見直すなど、工夫を加えていきました。



ロゴのイメージは敢えてそのままに、「使いやすさ」「使い切り」に応えた「つんつん漬(きざみ)」



増量+お手頃価格と、嬉しいリニューアルを経て登場です。ぜひぜひぜひface22、お試しになってみてくださいemoji02 アレンジもお好みに合わせて和洋さまざまemoji02 おススメですemoji02

オンラインショップはこちら
https://www.47club.jp/tuntun-daiko/goods/detail/10072062/




  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 15:24事務局

2023年03月10日

令和4年度開発商品② シュークリームキット

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

葵区千代田7丁目に店舗を構えて4年、ゴマのシュークリームが人気の洋菓子店、パティシエエヌトーク 長島佑樹さんによる「シュークリームキット」の発表ですicon27



今年度のテーマ「ECを活用するおみやげ開発」で自店のオンラインショップを充実させていきたいと、熱い思いで参加していただいた長島さん。
モノの溢れたこの時代に、数あるネットショップのなかで選ばれる商品をつくりあげる難しさを感じながら、その一方で、「お取り寄せ」で人気を博している商品もまた現実に存在しており、どこを目指していけばよいのか? 開始当初から、大きな課題に向かって議論が続きました。




◆◆◆

「世の中で売れているもの」から考える初期の仮説は、「自店の人気商品をより広く知ってもらうこと」。そして、「なにか突き抜けたポイントをつくること」。
エヌトークさんの一番人気のシュークリームを、カラフルに、そしてポップに仕立てることを考えながら、一方で、主婦モニターの方々へのヒアリングで、日ごろの購買行動を丁寧に伺っていきました。



わかってきたことは、
①シュークリームは、一般的にちょっと食べたくなったときにコンビニやドラッグストアでも買える という位置づけ
②節約重視の一方で、話題になったものを取り寄せるなど、ついついお金を使ってしまう場所はある

装飾性の高いパッケージなど、文字通り模索を重ねたなかで、長島さんが感じ取っていたことは、「お客様の声を聴く」ことの重要性でした。

自店に戻っても、よくご利用くださるお客様にご意見をいただくことを繰り返し、お客様の声のどの部分を採り入れるのか、自身が「これで良い」と思う部分とどこを重ね合わせるのか、判断の基準が見えてきたようですicon12
試作を重ね、最終的に、ご自宅でクリームを詰める楽しさとできたてのおいしさを味わっていただける、「シュークリームキット」の誕生となりましたemoji02




「お菓子屋さんになるemoji02」は、多くのお子さんの夢の世界icon51icon62icon12 
プロがつくるクリームとゴマのアクセントがきいた香ばしいシューをドッキングさせて、ぜひご家庭でのおやつタイムをお楽しみくださいemoji02

現在のご購入サイトはこちら(ただいま移行準備中で、追って新サイトに移動します。ショップからのご案内をご確認ください)
https://patissier-n-talk.stores.jp/






  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 19:40事務局

2023年03月10日

令和4年度開発商品紹介① 蒲原屋謹製 旨七味

3月8日(水) 令和4年度の成果発表会を開催emoji02
10カ月に渡る事業者のみなさんとの奮闘を経て、このほど6品の新商品・リブランディング商品が完成しましたface22 こちらのブログで1品ずつ、発表内容を振り返り、商品の概要をお伝えしていきたいと思います。

清水駅前銀座商店街の老舗乾物店 蒲原屋 新谷琴美さんによる「蒲原屋謹製 旨七味」の発表ですicon12



新谷さんは、OLから一念発起、第3者承継で乾物店の経営を引き継いだ、バイタリティ溢れる静岡の有名人face22 自店の運営とともに、清水駅前銀座商店街の活性化に力を注ぐ日々を過ごしています。




仕入れたものを販売する小売業の世界に入った当時、どうオリジナリティ出していくかと課題を抱えていたなかで、平成29年度の本プロジェクトに参加し、お店のオリジナル商品第一弾となる「蒲原屋謹製 和ナッツ」を開発。世に送り出しました。

初めての商品開発の経験から得られたことは、大きく
①お客様に自店に来ていただく理由ができたicon12
②差し入れやちょっとした贈り物にご利用いただくことで、商品と店の認知が拡散したicon12
という2つです。

そして、オンラインショップでも息長く注文が入る商品となり、じっくり育てるそんな商品を増やしていきたいと、今回、満を持しての第2段のアイデアが、オリジナルの「七味」。
和ナッツの流れを受け継ぎつつ、乾物屋ならではの素材の取り合わせの妙をお届けする商品です。




調査のなかであがってきた、「扱う素材の良さに定評があること」の期待に応えながら、「七味」に「旨み」をプラス。
味に負けず、パッケージのほうも、各ご家庭で愛着をもっていただけそうな、素敵な仕上がりになりましたface23



今後は、おでんや麺類をはじめ、飲食店などともコラボレーションしていただき、「静岡の顔」として、小さいながらパンチの効いた存在として定着していく姿にも夢が膨らみますface22

見かけたらぜひ手に取って、お使いになってみてくださいねemoji02

オンラインショップはこちらから(本商品の発売は、3月20日頃~の予定です)
https://kanbaraya.shop/

  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 19:31事務局

2023年03月03日

令和4年度「静岡おみやプロジェクト」 成果発表会開催!

来たる3月8日(水) いよいよ今年度の成果発表会の開催となりますemoji02



今年度の見どころは、「ECを活用するおみやげ開発」で、6社の目標に対してどのように戦略を設定してきたか。

お越しいただける方はぜひ会場でemoji02

詳細・お申込みはこちらでご確認ください↓↓
https://www.b-nest.jp/omiya/default.html

求めよ。さらば与えられんemoji02 
「わかっている」と思っていることに対して、もう一度顧客視点で道筋を探し始めることで、なににトライするかが決まり、そこからやるべきことが見えてくる。そんなことを折々に実感した今年のプロジェクトでした。
いろいろなことがありながら、1年が過ぎるのがほんとうにはやかった~emoji02face15







それでは、会場でお待ちしておりますface22
また、個別の開発ストーリーを、追って本ブログでもご紹介していきますemoji02



  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 14:58事務局

2022年08月25日

第3回勉強会 顧客アンケート調査の振り返り~STP戦略検討

8月24日(水) 前回の戦略開発シミュレーションから、あいだに個別打ち合わせをはさみ、第3回目になる全体勉強会で、STP戦略の検討を行いました。

スタートは、アドバイザーの株式会社販売促進研究所 杉山社長からのマーケティングに関する昨今の話題のシェアで、消費関連のキーワードや傾向をキャッチアップ。
#リキッド消費 #倍速視聴 #タイムパフォーマンス(コスパならぬタイパ) などなどface22



そして本題。



今回の取り組みでは、
S(セグメンテーション)  どの領域で
T(ターゲット)  誰を対象に
P(ポジショニング)  どういう位置づけの商品
を目指していくか。7月末から8月中旬にかけて実施した、各社の既存のお客様へのアンケートから見えてくることをまとめ、お客様に求められているものを汲み取って、今回取り組むべきことの仮説を作っていく、という段階です。





お客様へのアンケートは、思っている以上に快くご協力いただけるもの。
そして、気を使ってくださっている様子がうかがえる回答であっても、生の声を集めていくことで見えるものを大切にすべきことがよくわかります。



毎日ブログ更新を継続し、LINEでの情報提供にも力を入れている参加者さんは、予想以上のアンケート回収数で、デジタルであっても、お客様への働きかけが重要であることも再認識しました。

そして、アンケートをとった後の分析には、やはりプロの視点からの意見があると、気付きが増えますねface17
そんな観点で、皆様もB-nestの窓口相談をご利用いただいてはいかがでしょうか。
お客様の声を聴き、改善点に関する仮説を立てる。折々のブラッシュアップにお役立ていただければと思いますemoji02

プロジェクトのほうは、引き続きここから、4P戦略(Product  Price Place Promotion)へ、さらに試作品製作へと進んでいきますemoji02

  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 16:08事務局

2022年07月22日

第2回勉強会 戦略開発シミュレーション

7月13日(水) 第2回の全体勉強会、戦略開発シミュレーションを実施しました。
参加6社それぞれに、ご協力いただいた外部の方々やB-nest 職員などを仮の社員に見立てた3名ずつのグループで、客観的な視点もプラスして、「自社の強み」を見直すところからスタート。




そして、各社の顧客像がどういう層なのかをイメージ写真で具体化していき、



現状のお客様に、リピートしていただくためには? あるいは、今回の商品でお客様になっていただきたい方の像から、そこに伝わる商品にするためには? を考えていくため、「ペルソナ設定」から「顧客ニーズ」の洗い出し、そして自社の強みとの掛け合わせ、それらを「商品コンセプト」としてまとめる・・・・・・と、これからのプロジェクトの活動をぎゅぎゅっと凝縮して体験しました。





外部からご参加の方々にも、実際に販売していく商品の検討段階に関わる、ユニークな体験機会と捉えていただき、急ごしらえのチームながら、活発に意見が飛び交う、あっという間の3時間。
それぞれに、筋道の通った初期の仮説に行きつくことができ、次回からは実際の顧客へのニーズ調査に入っていきますemoji02
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございましたemoji02











  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 15:26事務局

2022年07月11日

第1回勉強会 マーケティング基礎講座

6月29日(水) 

令和4年度のプロジェクトがスタートし、第1回目の全体勉強会。



まずはお互いの自社紹介。
参加により取り組んでいく内容を共有することからスタートし、アドバイザーである㈱販売促進研究所 杉山社長による「マーケティング基礎講座」で、今後の基本となる考え方を再確認しました。

それでは、自社紹介の皆さんの様子から。
#おかずやmasupi #㈱オリエンタルフーズ #蒲原屋 #㈱大晃 #パティシエエヌトーク #㈱ふかくら 

ユニークな個性が集い、魚類とわさび、おかず、乾物、自然素材、お菓子。。。と、専門性や知恵、原材料など、この6社のなかでも様々な協力関係が期待できそうでもあり、楽しみなスタートとなっていますface22







(参加事業者詳細はこちら

後半の講義では、今後どういった取り組みをしていくのかを再確認するため、まずは「マーケティング」とは? の定義を合わせるところから。
「マーケティング」は、もはや日常的に頻出する言葉で、それぞれに理解しているつもりではあるものの、ここにズレがあると、後々に響いてくる大事なポイントです。

そして、いちばん大きな意識合わせは、プロジェクトでやるべき大きな課題が、「選ばれる理由を知る」ということ。

多くの皆さんが目指す状態の一つは、「認知度を高める」ことだったりしますが(それももちろん重要ですが)、モノがあふれる現代では、「知っている」から「買う」がつながるわけではないということが重要な事実です。

「選ばれる理由を知る」ことで、リピートを増やしていくこと、自社のファン層を認識すること。

お読みいただいている皆さまにも、ご参考になるでしょうか?
それでは、また次回の活動報告でface22



  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 09:27事務局

2022年06月27日

令和4年度「静岡おみやプロジェクト」 参加企業紹介(後編)

6月14日から16日にかけて、今年度の参加6社の店舗、本社・工場を訪問させていただきましたface17
後編の3社をご紹介していきますemoji02

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④株式会社ふかくら
 静岡市清水区愛染町19
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社訓 「誠実がなくなると商いはひからびる」
深澤寿昭社長のもと、創業の志を守り、食卓とのつながりを大切にする真摯さと高いプロ意識が、お話のなかからヒシヒシと伝わってくる株式会社ふかくらの皆さん。




お客様との信頼関係を裏切らないことが簡単ではなくなってきている昨今の自然環境、社会・経済環境のなかで、地域の新たな期待を担う「三保サーモン」を、全国へ送り出す基盤を築いていこうと、今回のプロジェクトに取り組みます。
消費者側の捉え方を十二分に吸収し、社内の皆さんの視点にどのような足し引きができるのかが、プロジェクトの大きな役割になりますemoji02

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⑤蒲原屋
 静岡市清水区真砂町6-25
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1946年創業の清水駅前銀座商店街の老舗乾物店。
第三者承継で経営を引き継いだ新谷琴美さんが、商店街の盛り上げと自店の魅力向上に日々奮闘しつつ、店の顔となって8年face22
平成29年度のプロジェクト参加で開発した「蒲原屋謹製和ナッツ」は、健康志向、ナッツ類の需要の高まりなどなど、時代の流れにも適合しながら、独自の魅力を保つ内容物とパッケージで、着実に店の主力商品へとお客様の支持を積み重ねてきました。



気働きの利き加減が、受け取る側、贈る側双方のささやかな幸せ感につながるプチギフトicon27175
そんな演出を工夫する楽しさ(はたまた産みの苦しみかface15)に再度挑む第2幕は、いかなるものにemoji04emoji04emoji04

 

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⑥パティシエ・エヌトーク
 静岡市葵区千代田7-8-22
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オーナーパティシエの長島佑樹さんが、スイーツを選ぶワクワク感や遊び心を大切に、フルーツいっぱいのケーキや自慢のシュークリームでお客様を迎える店内。




開業にあたって店の看板商品にとつくりあげた「ゴマのシュークリーム」は、年間4万個を販売する人気商品になり、4年目を迎える新たなチャレンジとして、これに続き、越えていく商品を検討していきますemoji02


今年度も、6社それぞれの課題に臨みながら、それぞれのケースでの気づきを共有し、またOBの皆さんや主婦モニター、バイヤーの方々など、皆様のご協力をいただいて、プロジェクトを進めていきます。
6社の10ヵ月にわたる奮闘に、応援をよろしくお願いいたしますemoji02

  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 09:37事務局

2022年06月21日

令和4年度「静岡おみやプロジェクト」 参加企業紹介(前編)

6月14日から16日にかけて、各社の店舗、本社・工場を訪問しさせていただきましたface17
その様子を交えて、今年度の参加6社をご紹介していきますemoji02

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①おかずやmaspi
静岡市葵区常磐町1-2-7 冨井ビル3階
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エレベーターで3階にあがり、入口を抜けると広がる白く明るい店内icon12
ご自身も現在進行形で子育てに奮闘中のオーナー、冨井文生(とみいあやみ)さんが、2020年10月にオープンしたお店です。
現代人の大きな課題の一つが、「家族の健康の源、食卓を守ることとビジネスパーソンとしての両立」。
「ときには家庭で作らないという選択肢」を、より選びやすく定着させられるように、バランスよく栄養がとれて罪悪感なく食事の支度から離れられる、そんなお手伝いをと、このお店を立ち上げました。
店名の「maspi」は、文生さんの学生時代のあだなからface18
親しみやすく頼もしいサポート役としての思いを形に。プロジェクトでもお手伝いをさせていただきますface23



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②株式会社オリエンタルフーズ
静岡市清水区堀込345-9
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続いては、「マグロの町清水」を担う一社。2018年に竣工した新工場におじゃましました。
作業の様子は、工場内を見渡す専用通路から見学させていただくことができます。

今年度のテーマであるネット通販への取り組み。担当者の方々は、企業の規模を問わず、小人数での試行錯誤に頭を悩ませているケースも多く、そこへ外部の視点を取り入れていくことが今回のプロジェクトの意義になります。
商品企画課長の角田紀子(かくたのりこ)さんを中心に、新入社員の外園夏海(ほかぞのなつみ)さんもチームに加わり、フレッシュな視点も取り入れながら、いっしょに学んでいただけるのも楽しみですemoji02

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 ③株式会社大晃
 静岡市葵区沓谷6-16-4
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わさびの茎の醤油漬け、元祖「つんつん漬」は、知る人ぞ知る静岡の名品。当社の事業は、おもに料亭で使う小鉢物などのOEM商品開発・製造をメインとしているため、写真の本社事務所で販売するオリジナル商品「つんつん漬」は、その商品力に反して、長い間隠れた存在のままとなっていましたface16
一つには、原料供給との兼ね合いで、品質を守るための選択でもありましたが、まさにプロジェクトでネット通販やD2Cへの取り組みを取り上げる今年、またとないタイミングと、社長の牧田巧さんはじめ社員の皆さん一丸の心意気で、新たな取り組みへご参加いただくことになりましたemoji02
伝統として培われている高い対応力で、地域企業のニッチ戦略をより期待溢れるものにicon12icon12icon12 




emoji15後編の3社につづきますemoji15







  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 16:19事務局

2022年06月17日

令和4年度「静岡おみやプロジェクト」 キックオフ特別講演会開催!!



今年度の静岡おみやプロジェクトは、「ECを活用するおみやげの開発」をテーマに実施します。
目標は、インターネットを活用した販路構築のための商品開発を学びながら、今後の各社の戦力になっていく商品をつくりあげていくこと            

スタートにあたり、デジタル化、コロナ対応など、大きな時代の変化のなかで、地域企業が考えていくべきこととして、アドバイザーの株式会社販売促進研究所 代表取締役 杉山浩之さんによる講演会、「アフターコロナにおける地域企業のニッチ戦略」を、一般の方にも公開し、オンラインで開催しました。

では、その内容を要約してご紹介していきましょうemoji02 

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売上をあげる為に必要なこと
1、新市場に進出する
2、技術を拡張する
3、顧客との関係を拡張する

このなかで、プロジェクトでは、①新市場に進出する ③顧客との関係を拡張する
ということ目指して、取り組み開始emoji02

とくに地の利のない市場に向かうときの鉄則「強い敵と戦わないこと」

「大手が見過ごしている市場」で、「小さな池の大きな魚になること」

ネット消費は着実に増えており、大手もD2C(=直接顧客とつながるチャネル戦略)への移行や既存チャネルとの相乗効果を模索している。
一方、お客様側から見ると、「好きなブランドは、直接買いたい」

いままでは、作ることが仕事
これからは、自分たちで直接売ることも仕事
いままでは、できるだけ多くの人に知ってもらう
これからは、限られたファンに、長くファンで居続け、(できるだけ頻度高く)繰り返し利用してもらう

1000人に1人の熱烈なファンがいたら。。。
静岡市の人口 68万人⇒680人
静岡県の人口 364万人⇒3640人
日本の人口 1億2000万人⇒12万人

ニッチ戦略とネット通販は相性がよく、BASEやShopifyをはじめ、そのためのインフラが整いつつあるemoji02

◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇

プロジェクトでは、参加事業者の皆さんの資産となる「ニッチなポイント」をどのように取り上げ、絞り込んでいくか。。。
今年度のチャレンジにご注目くださいface22  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 12:22事務局

2022年03月15日

令和3年度開発商品⑤ ㈱マルカイ&㈲カネナカ商店 しらすメチャノリチップス

3月2日(水)開催 令和3年度成果発表会

最終発表者は、
㈱マルカイ 海野雄介さん  ㈲カネナカ商店 野仲洋平さん



当初、マルカイさんのエントリーで始まったプロジェクトが、2社の協業につながり、近年、地域活性化の動きが活発な用宗地区で伝統産業を担っているお二方が、「たたみいわし」のリブランディングにチャレンジしました。

かつては、栄養的で持ち歩くのにも軽く、わさび漬けや安倍川餅などと並んで、静岡のおもだったおみやげとして重宝されていた「たたみいわし」が、時代の流れとともに、徐々に忘れられた存在にface12




手作業で、薄く平らに型をとり乾かしていく、素朴でミネラルいっぱいの自然食。日常的に食するには高価だったり、焙る手間がかかったりと、いくつかの理由は思いつくものの、このまま廃れていってしまうような存在ではないはずemoji02
ということで、「たたみいわし」を現代社会にアピールする試みを行ってきましたface22


手軽に食べやすい形状と、ノリの良い外装で誕生したのがこちらの
しらすメチャノリチップス



中身はこんな感じで、海苔としらすが絶妙にマッチemoji02



おつまみにもおやつにも大好評の、用宗の新しい顔が誕生しましたface23


発表時のプレゼンテーション資料はこちら

商品の取り扱いは、マルカイさんの各店 http://marukai1.com/company/
またはカネナカさんのオンラインショップ https://kanenakasirasu.stores.jp/
などなど、その他おみやげもの売り場での取り扱いも今後順次拡大予定ですemoji02

見かけたら、ぜひぜひお手にとってみてくださいemoji02  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 16:44事務局

2022年03月14日

令和3年度開発商品④ ㈱藤七 しずおか小判天

3月2日(水)開催 令和3年度成果発表会

4社目の発表者は、㈱藤七 山崎孝芳さん


藤七さんが課題としていたのは、日配品のなかでも、製造者が誰か気に止められることがなく、「スーパーで置いているものを買う」ということになりがちな練り製品の購買パターンを脱却して、自社のファンをつくることicon12
「選ばれ、リピートされる練り製品とは?」という難題へのチャレンジとなりましたface17

そもそもは、看板商品である「桜えび天」をお土産商品として一人立ちさせたいという着地点を描いて参加を希望された山崎さん。
野菜がたっぷり入り、ふわっとした食感に、桜えびの香ばしさがウリの「桜えび天」に、どういった付加価値を乗せられるのか? 
難題ではありながらも、いろんなことができてしまう練り製品の分野とあって、楽観ムードで検討がスタートしましたface22



ターゲットをどこに定めるか?
子どものおやつ?
辛いバージョンを作っておつまみに?
などなど、試作品はどれもおいしいface18

。。。。。。しかしながら、「選ばれる」決め手を見いだすに至らず、行き先が見えないままに時間は過ぎface15

そんな、文字通りの紆余曲折から行き着いたのが、「モノ」より「コト」と言われる消費環境のなかで、「静岡おでん」をよりくっきりとしたご当地体験に変えようという、新しいおでん種の提案でしたemoji02



「静岡おでん」は、言わずと知れた静岡のご当地料理。黒はんぺんなど、特徴的な素材はあるものの、写真に収まったときの絵面的には、「これぞ静岡おでんだ!!」というインパクトがありません。
そんな静岡おでんの具材として、「しずおか」と「富士山」の焼き印を入れた「しずおか小判天」が誕生emoji02



この提案に賛同していただいた市内の居酒屋さんで採用していただけることになり、「静岡おでん」に新たなムーブメントをもたらそうという試みが始動しましたemoji02

発表時のプレゼンテーション資料はこちら

日本酒酒場 萬惣屋 https://mansou-fujieda.com/
海ぼうず https://shouetsu.co.jp/umibouzu_honten/

「しずおか小判天」 両店で見かけたら、ぜひ応援してくださいねemoji02

  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 17:37事務局

2022年03月10日

令和3年度開発商品③㈲西尾商店 西尾のかけるおだし

3月2日(水)開催 令和3年度成果発表会

続いて、3社目は㈲西尾商店 西尾透雄さん


素材の良さ、味の良さは天下一品ながら、じつは製造者が思っていたほどに利便性が感じられていなかった「微粉末だし」
粒子が細かすぎて、顆粒だしの溶け感と比較してしまうと、「便利」がウリではないと気づくことになり。。。
求める人に届けることができていないのでは?という課題のもと、商品のブラッシュアップに取り組みました。

プロから絶大な支持を受け、業務用のだしにかけては多くの飲食店の拠り所となっている西尾商店さんemoji08
その本物の素材を、健康的な食のために各家庭の食卓にも届けたい、という西尾さんの思いが、どう伝えれば伝わるのか。
伝わっていないわけではないのだけれど、いままで使っているものからブランドチェンジして、使い続けるに至る要素はなにか。。。。。。



真っ向勝負の難しさに、おみやチーム皆が思考を巡らせ続けた昨年の秋。9月の消費者インタビューから、時間が超スピードで通り過ぎていった昨年末でしたface15

そして、今回のアップデートで試みたのは、「とるだし」から「かけるだし」への用途の変更です。

ごはんにかけて、だしを味わう。
スープに足して、素材を引き立てる。
お料理の最後にひとふりして味を決める。
などなど、西尾さんの「目利き」を活かした4種のブレンドのなかから、素材に合わせて使うものを選び、もっともっと自由な発想で、「本物のおだし」を食卓に採り入れ、日々の食を豊かにしていただこうという「西尾のかけるおだし」

産地巡りの要素を取り入れたのも、気分を換えていただく一つのしかけ。パッケージのイメージも一新して、軽やかで目を引く仕上げになりましたface23
また、ごく微量で仕事をしてくれるため、内容量を減らして、お試しいただきやすい価格になっていますemoji02



発表時のプレゼンテーション資料はこちら

販売は、清水区蒲原の直売店舗とオンラインショップ他、西尾商店のホームページでご確認くださいemoji02
https://nishiosyouten.com/

皆さまもぜひ、手料理の格上げをお試しくださいface22emoji02  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 17:38事務局

2022年03月10日

令和3年度開発商品②㈱伊奈製菓 アジロシリーズ

3月2日(水)開催 令和3年度成果発表会

2社目の登場は、㈱伊奈製菓 伊奈一樹さん



伊奈製菓さんの課題は、若年層の顧客開拓emoji02

廃業する同業者から製法を受け継ぎ、静岡市域で親しまれる存在として継承してきた伝統のおせんべい「あじろ」を、これからの世代にも引き継いでいくため、自身としては大きな転換となる味のバリエーション追加にチャレンジしました。



当初はチョココーティングでイメージを刷新していく予定が、終盤にきて路線変更をしなければならない状況となりface12、年末に向け多忙を極める時期を縫って、20種類以上の味を試作emoji02




そんななかから選りすぐられたNewアジロのラインナップが、「コーンポタージュ味」「キャラメルラテ味」「チーズピザ味」の3種です。
しょうゆ味、塩味の現品はそのままの形で残しながら、いままでとは別にシリーズ展開していくため、パッケージも思い切った変更を試みました。



「若者の感覚を取り入れる」というのは、実際には口でいうほど簡単なことでなく、個店のなかで考えていたらなおさらのことと、ごいっしょさせていただき、実体験しました。

「今回の参加で、アジロもアップデートしましたが、私自身もアップデートされました」との伊奈さんの締めの言葉も、とても印象的なメッセージでしたemoji02face22

発表時のプレゼンテーション資料はこちら

当初の販売は、駿河区馬渕の「伊奈せんべい」で。
http://inasenbei.com/

ご希望の味をリクエストしてみたり、新ラインナップも従来の「あじろ」同様、皆さまにご愛顧いただければと思いますemoji02face22




  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 16:05事務局

2022年03月10日

令和3年度成果発表会開催&開発商品① ㈱レストランフランセ 特製プリン

3月2日(水)

令和3年度「静岡おみやプロジェクト」の成果発表会を開催しましたemoji02

今年度は、「おみやげNew Normal!」をテーマに、参加各社の課題に沿った商品のリブランディングに取り組み、新しく誕生した全5商品をご披露しましたemoji02

最初の発表者は
㈱レストランフランセ   芦澤杏璃さん



「静岡おまち」の顔であるレストランフランセ
2020年8月に3代目となる杏璃さんが創業地でのレストラン事業を再開し、自社のブランドイメージを強化する課題があったなかで、プロジェクトに参加されました。

消費者やバイヤーの方々への調査を経て、今回の取り組みで目指したのは、ブランドロゴが醸す懐かしさとともに、老舗洋食店自慢のプリンをお遣い物に利用していただくこと。あるいは、往年のフランセを知らない世代に、昭和レトロなロゴに、より親しみをもってもらうこと。

昔ながらのシンプルな材料で、少し固めの仕上がりの「フランセ特製プリン」が、外装を新たに、「喜ばれる手土産」に迷うお客様のニーズを満たすものになるよう、リニューアルしました。

司会進行をお願いしたフリーアナウンサーの眞田里子さんが、ビフォーの商品をマジックボックスに投入し、「2 0 2 2 アップデート!!」の声をかけると。。。face14



(ドラムロール172)新たな商品がお目見えするという、事務局が全知を投入した凝ったしかけface25で、完成商品をご披露していきましたface25



発表時のプレゼンテーション資料はこちら
※価格や販売場所等の情報は、発表時点のもので、変更になることもあります。ご承知おきください。

当面は、葵区七間町のレストランフランセおよび1階のベーカリーでの販売となります。
https://www.francais-shizuoka.com/

卵と牛乳、お砂糖の、しっかりとした口当たりのプリンがお好きな方、「こういうプリンを食べたいのよね~」というプリンに出会えますemoji02
そして、親しいお友達とのおしゃべりのお供などにも、ぜひface22
お試しくださいemoji02



































  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 14:46事務局

2022年02月10日

歴代開発商品の魅力再考!!⑤ フルーツ静岡茶

ビネストの季刊誌「FACE」(2022年1月発行)のコンテンツ製作を機に、これまでのプロジェクト開発商品のなかから、ロングセラー商品・ヒット商品となっているいくつかの商品について、参加事業者さんのお話を伺いました。
開発当時から考えてきたことや、現状の取り組みなどから、「支持される要素」を探っていけたらと思います。

歴代開発商品の魅力再考!!

今回ご紹介するのは、2019年、第11回おみやプロジェクトの開発商品、茶楽 ㈲山梨商店さんの「フルーツ静岡茶」。この2年間で累計25,000袋を販売している人気商品です。



執筆している事務局の私にとっても、まだ開発経緯が記憶に新しいこの商品。
商品設計が固まるまでは、悩みに悩んで悩み抜いた山梨さんでしたface16

自分だけで考えていたら判断を先送りにしてしまっていたことを、プロジェクトのスケジュールに合わせてやりきることが、前進の原動力になった。。。というのは、他の先輩方からも聞かれるプロジェクトの利点の一つ。
原点に戻り、自社の強みを改めて洗い直していくなかで、お茶カフェで人気の、見た目も鮮やかなフルーツティーのイメージを、お土産商品に反映させるというコンセプトが定まりました。そこからは、実現のためのフルーツの調達や選定に、プロジェクトでのネットワークも生き、課題は生まれるものの、一つひとつ解決していくことができました。



美しく乾燥されたドライフルーツをメインにしたパッケージと無添加、無着香のフルーツティーは、とくに首都圏のバイヤーの方々から評価をいただき、発売の準備を整えていたなか、年明けからにわかに社会問題化したコロナ禍。
プロジェクトを通じ過去に経験のない逆風下での商品発売となってしまった2020年4月、山梨さんにとっても、予定していたポップアップ企画が中止、商談が進んでいた関東近県の百貨店の系列店舗での販売も延期から中止へ。。。

そんななかで、早い段階から「おうち需要」に焦点を切り替え、SNS等で商品モニターを呼びかけるなど、「できること」にコツコツと取り組んでいった山梨さん。SNS経由で商品が女性誌「anan」の目に止まり、誌面掲載につながって、再び商談が動きだすなど、努力が報われる出来事もありました。




考え抜いた末に自身が思い描いた商品を形にできたからこそ、どのように展開していくかビジョンを広げ、トライと修正を繰り返すことができています。
手に取りやすい一煎パックの投入や姉妹品のラインナップにより、「お茶を選ぶ」楽しみを広げています。



日本百貨店 スタッフさんのメッセージface23
時間が経つほどにフルーツの酸味や甘みがお茶に溶け出して、複雑に味が変化していきます。スッキリとした味わいで、こってり系の食事のおともにもおすすめ。

静岡市清水区興津本町158-1
℡ 054-369-2301
ホームページ https://www.chaluck.jp
Instagram https://www.instagram.com/chaluckwacafe/




  


Posted by 静岡おみやプロジェクト at 11:40事務局