2019年07月23日

令和元年度参加企業訪問④ 山内屋

おみやプロジェクト「大人の社会科見学」

7月3日(水)、今年度の参加企業訪問4社目は、静岡市駿河区根古屋、
久能山東照宮の鳥居の目の前に店舗を構える観光いちご園&お土産
物店の石垣いちごの山内屋を訪問しました。

久能地区で石垣いちごの栽培が行われるようになった大正初期から
数えて創業約110年という歴史あるいちご園。

年始の初詣客にはじまり、いちごの最盛期からゴールデンウィークにか
けては大賑わいを見せる店舗界隈も、季節外れのこの日、お天気も小雨
まじりのくもり空の中、タイムトリップをしたようなひっそり感。

令和元年度参加企業訪問④ 山内屋
令和元年度参加企業訪問④ 山内屋

目の前に海が広がり、背後には東照宮をいただく久能山と、温暖な好環
境の一方、海と山に挟まれた傾斜地の不便さから、過疎が進みつつある
この地域を、石垣いちごの歴史を受け継ぐ者として盛り立てたいと、今年
度のプロジェクトに参加することになったのが、今回の主役の山内里美
さんです。

令和元年度参加企業訪問④ 山内屋

家業に一向に関心がもてず、県外で就職するも、この歴史を途絶えさせ
ていいのか? と自問の末に帰静。そしていまでは明けても暮れても、頭
の中は毎日いちごのことでいっぱいemoji02
すっかり生活の中心を占めている「いちご」が、もちろん、もう一方の主役
となります。

令和元年度参加企業訪問④ 山内屋

久能の石垣いちごは、山頂から駿河湾までわずか300メートルほどの
天然の温床地に、コンクリート板を一定の角度(冬至の日の正午に太陽の
光が直角に当たる、およそ63度)に積み重ね、等間隔に苗を定植して栽培
する、日本唯一の栽培方法。

一通りずつビニールをかける事により、太陽光とコンクリート板による地熱
効果で、1月でもハウス内は最高30℃、夜中でも10℃前後の温度が保たれ
ますが、この石垣ハウスの温度調節はすべて人力。
まさに心血を注いで育てる「いちご」たち。

令和元年度参加企業訪問④ 山内屋

全国に力を入れる産地が点在し、新品種も続々誕生。飽和状態にあると
言われる「いちごスイーツ」市場にあって、久能の歴史と伝統が培ってきた
ファン顧客を、どう満足させていくのかemoji04
いちご娘のチャレンジがスタートしますface17

おまけface22 ご主人の愛工大名電高時代の相棒、イチロー選手も応援icon06
令和元年度参加企業訪問④ 山内屋


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Posted by 静岡おみやプロジェクト at 17:45 │事務局

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